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東京食べ歩き山小屋/山の茶屋でご飯

都心から一番近い山小屋?鎌田鳥山で囲炉裏で野鳥を焼いて食べました

高幡不動尊から長沼公園まで8.6km山道を走ってきた最終目的は鎌田鳥山で「焼鳥」を食べたかったから。

野猿峠近くの森の中にある「鎌田鳥山(かまたとりやま)」

Googleの地図を見てて気になった「鎌田鳥山」というお店。野猿峠から東へ続く尾根道にあり、囲炉裏で野鳥を焼いて食べることができるらしい。

昭和初期に狩人の「鎌田弁彌」というひとが、野ウサギや野鳥をとるための猟場に設けた山小屋として始まり、その後高幡不動から野猿峠までのハイキングコースが開設されて、ハイカーたちの休憩場所として賑わったようです。創業八十有余年。

八王子には「うかい鳥山」「ひな鳥山」など「〇〇鳥山」というお店がありますが、(つながりがあるのかは不明ですが)この「鎌田鳥山」の囲炉裏焼きスタイルを真似したようです。

私、最近山の茶屋に行くことに凝っておりまして(子ノ権現の浅見茶屋三つ峠の天下茶屋箱根旧街道の甘酒茶屋とか)、この鎌田鳥山も同じようにハイキングロードにあり、歴史もあるお店ということで非常に興味がそそられたわけです。

今回行ってみたところ、東京の、しかも住宅街の近くなのに自然が残ってて驚くほど緑が深い場所にお店がありました。昔は本当に野猿がいたほどの山奥だったのでしょう。

「鎌田鳥山」へのアクセス


鎌田鳥山へは、京王線の北野駅と南大沢間を走っている路線バスに乗って野猿峠バス停下車。徒歩10分ほど。

ですが、せっかくなら京王線の長沼駅から長沼公園の中をハイキングしていくのがおすすめ。直線距離1km無いぐらいですが、ずっと登りなので小一時間かかりそう。

店の前に車を駐車することもできるので、車で来ることもできるようですが、野猿街道からの入り口が分かりづらそうだし、狭い一本道を登ってこなくてはいけない。

 

千と千尋の神隠しに(ちょっとだけ)写っている「鎌田鳥山」

創業当時のままの建物なのかは不明ながら、古い木造の建物。

信楽焼のタヌキみたいな石像がお出迎え。

千と千尋の神隠しで(一瞬だけ)鎌田鳥山の”看板”が映っている場面があるそうで、その場面のプリントアウトしたものが、玄関横にメニューとならんで掲示されてました。

店内はかなり広い。創業当時は本当に山小屋のように宿泊もできたのかもしれません。ほかのお客さんも数組いましたが別のフロア。

窓の外には木々が茂っている。

囲炉裏と自在鉤(じざいかぎ)。

「鎌田鳥山」のメニュー

鎌田鳥山のメニュー。

このお店は予約必須ですので、前日に電話して「野鳥コース」を注文しておきました。

広いお店で、たくさんのお客さんがいっぺんに来るわけでもないのに、なぜ予約が必要か?というと食材手配の都合のはず。

野鳥コース」は、煮物、うずら一羽、すずめ二羽さし、つくね、うずらの卵、季節の野菜串盛り、こんにゃく山椒みそ、なめこ汁、おしんこ、むぎとろ、デザートのコースで3,350円。

訪問してから説明受けたんだけど、すずめは(ここ数年単位で)入手困難になってしまったので、すずめの代わりに、うずらが1羽つく(計2羽)とのこと。

すずめはなんてそこらじゅうに居るんじゃ?って感じですが、すずめを捕る人が少なくなってしまったのが原因のようです。ちょっと残念。

 

「鎌田鳥山」のビール大瓶730円

まずはビール。ビールは瓶のみ。サッポロ黒ラベルをアサヒのグラスで飲む。

「鎌田鳥山」の野鳥コース3,350円

「煮物」はジャガイモでした。「おしんこ」がおいしい。

そんなこんなしているうちに火をおこした炭をもってきてくれました。

うずら(1羽)を開いたものと、野菜3種類にうずらの卵。うすらは内臓の一部が残っている。オスのようであります。

さらに、うずら一羽とつくね。以上で野鳥コースの焼き物一人前。焼き物はお店の人じゃなく自分で焼く。

こんにゃくの山椒味噌などつまみにビールをのむ。

一通り焼きあがってきました。壺に入った秘伝のたれにつけながら焼き上げる。

一羽目。ちょっと焦げちゃったかも。

うずらは骨ごと食べられますが、なかなか焼き方が難しい。骨までパリパリ食べるには焦げるぐらいに焼いたほうがいいけど、お肉を味わうのであれば、焦げ無い程度のほどよい焼き加減のほうがいい。

というわけで、二羽目は焦げる手前、火が通ったところでいただきました。

うずらの肉はまったく癖がない。肉の量は多くないですけどね。内臓の部分の血の匂いもあります。

 

つくねは冷凍してあったものを焼いています。もともとはすずめの肉を入れていたそうですが、今は鶉・鴨などのお肉とのこと。骨も砕いて入っているのですが、その骨片が残ってて口の中に突き刺さった。。

野鳥コースはおいしかったけど、「変ったものを食べたい!」という好奇心が少ない人には若鳥コースのほうがおすすめできそうです。

お店の人も、野鳥コースを予約するのは何度か来ているお客さんのはず、というような認識をされているようです。

 

「鎌田鳥山」の絶品とろろご飯

焼き物が終わったころに提供されたのが、むぎとろご飯。これ最高においしい。御櫃に入れられたご飯の量もたっぷり。

ちなみに、次の料理を出してもらうには、基本的にインターホーンで連絡する必要があるみたい(たまに様子を見には来てくれるのですけどね)。

 

最後はシャーベットで〆。

このお店は、気に入る人はすごく気に入るはず。本当に山の中のお店、のんびり過ごせる雰囲気。ノスタルジックな感じもありますし。今回一人で行ったのに、2時間ぐらいのんびり滞在しました。

 

「鎌田鳥山」近くの「峠の小さな美術館」

「鎌田鳥山」のすぐ近くには「峠の小さな美術館」というギャラリーもあります。古民家かなにか、昔の建物をリノベーションして使っているみたい。

地元の絵を描くことが趣味の人たちのグループの展示のようです。無料で見ることができました。