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登山日本二百名山奥武蔵・秩父ヤマノススメ聖地巡礼

【武甲山①】武甲山~小持山~大持山~ウノタワ ぐるりとヤマノススメ聖地を廻ってみました。

秩父に来るたびに気になっていた秩父の名山「武甲山」。今回ようやく武甲山に登ってみることができました。ついでに飯能の「ウノタワ」までぐるーっと。

武甲山とは

武甲山は秩父盆地の南側に位置する標高は1,304メートルの山で、日本二百名山のひとつです。秩父市街地からも良く見えます。

異様な姿の秩父の名山

武甲山は秩父に来るたびに気になります。その姿の異様さに。

武甲山は石灰岩質で、セメントの原料として石灰岩が大規模に採掘され続けられ続けている結果、山の形は崩れピラミッドみたいに段差がついています。石灰岩質だから骨のような白い色の山に変容。さらに、最近では山腹に巨大な建造物が作られ(壁面の保護のためのものらしい)、なんだか宇宙人の侵略基地でもあるのか、って感じの不思議な風景となっています。

私は顔を食べられたアンパンマンを思い出すのです。アンパンマンは代わりの新しい顔を作ってもらえるけど、武甲山は人間のために犠牲となって身を削られるのみ。ヒーロー級の山なのに。

そんな武甲山ですが、実は登山が可能ということを知って以来、ずっと登ってみたいと思っておりました。採掘現場の斜面は立ち入り禁止ですが、裏に登山道があるのです。

ヤマノススメ(コミック版)でも登場


最近私がハマっている、コミック「ヤマノススメ」の12巻の中、八十四合目(84話目)が武甲山登山の話です。次の八十五合目(85話目)の雲取山登山への訓練として主人公の「あおい」とお母さんが武甲山登山してます。

もちろんヤマノススメの聖地に行ってみたくなったというのも、私が今回武甲山に登った理由のひとつ。

ちなみに、ヤマノススメ10巻の中の六十九合目(69話目)は「ウノタワ」の話があります。地図などで調べた結果、武甲山からウノタワまで行けそうだったので、ウノタワまで廻ってみることにしました。

 

武甲山の登山ルートとアクセス

武甲山山頂へいくには3つのルートがあります。

表参道コース

一番メジャーなのが「表参道コース」。山頂の東南に位置する「一の鳥居」からの登山道で、距離は3kmほど、標高差800m弱、標準タイムは2時間20分。

ヤマノススメの八十四合目では、表参道コースのピストンでした。

登山口の最寄り駅は西武線の横瀬駅ですが6kmもあり、しかもセメント工場がならび、ダンプなどが通行する道を通るので、徒歩ではなく車でいくのが無難。

ということで、私は車で「一の鳥居」までいくことにしました。

浦山口コース

武甲山の西側にある、秩父鉄道の浦山口駅から橋立川沿いを登っていくコース。距離は5.6km、標高差1050m位、標準タイムは3時間10分。駅からいけるのでアクセスはよさそうですね。

小持山・大持山方面への縦走コース

武甲山山頂から南の方角、小持山・大持山へも登山道はつながっています。飯能の名郷あたりから縦走してくるとか、一の鳥居から妻坂峠→大持山→小持山をまわってから武甲山頂へ向ったりできます。

 

今回登ったルート


07:03スタート→07:24不動滝→07:43大杉の広場→08:20武甲山→08:51シラジクボ→09:20小持山→09:54大持山→10:02大持山の肩→10:07横倉山→10:19ウノタワ→11:03横倉林道起点→11:29妻坂峠→11:50一の鳥居
山行4時間10分 休憩37分

今回私が登ったルートは、一の鳥居からスタート、表参道コースを登って、小持山・大持山へ縦走、さらにウノタワまで足を延ばし、飯能の山中という場所へ降りてから、妻坂峠を超えて一の鳥居へ戻ってくるコースです。距離は12kmで、登山標準タイムは7時間45分。なかなかきついコースでした。

 

車で「一の鳥居駐車場」へ

朝5時過ぎに自宅をでて、一の鳥居についたのは午前7時前。鳥居の先が無料の駐車場。ちょうど30台ほどとめられる駐車場が埋まる前に滑り込みセーフ。無事駐車できました。

満車になったあとは林道にみなさん車を止められてました。なお、カーナビの目的地設定をするときは「埼玉県秩父郡横瀬町横瀬8582」で検索できるはずです。

「一の鳥居」は山頂にある武甲御嶽神社(ぶこうみたけじんじゃ)の鳥居です。狛犬は三峰神社と同じく、犬ではなくオオカミ。

ちなみに、この手前に仮設トイレがあります。

 

「一の鳥居」から表参道コースを登山開始


7時過ぎ、駐車場先の登山口から登りはじめます。登山道マップに、登山届ポスト、さらに「熊さんにお願い」という熊さん用のポスター(笑)も有り。

ところで、貼ってあった案内で知ったのですが、埼玉の山に登るときは登山届けの電子申請もできるそうです。

埼玉県警察の登山届けのページ

https://www.police.pref.saitama.lg.jp/d0010/shinse/tozan.html

スマホなら情報を入力して送信するだけで簡単なはずなのですが、このあたりはdocomoの電波状況が悪くネットにつながりませんでした。

武甲山表参道ルートには目印となる石碑がほぼ一定間隔で立ってます。1丁目からはじまって52丁目まであるらしい。

序盤は沢沿いを登る


登り始めてしばらくは、水が流れる脇の簡易舗装された道を登っていきます。川のせせらぎの音がいい。カフェ「LOGMOG」や、養魚場などを通り過ぎる。

山道へ突入


15丁目を過ぎると簡易舗装の道が終わり山道へ。川から離れ、せせらぎの音も聞こえなくなっていく。

 

不動滝から水を運ぶ


18丁目あたり不動滝に到着。ここは写真のようにペットボトルに水がつめられて置かれております。

これは山頂にあるトイレにつかうための水。雨水だけじゃ足りないので登山者へ水運びをお願いしているのです。

ヤマノススメのあおいちゃんもここから水を運んでました。


もちろん私も水運び。2.7ℓと2.0ℓのペットボトルをリュックつめて出発。


二十丁目、武甲山御嶽神社参道の石碑を通過。


まっすぐ伸びる杉の木が並ぶ。気もちいい空間です。


苔むす岩の上に置かれた小さな祠。


三十一丁目、朽ちた杉の木のなかでなにか祀られていました。

大杉の広場


スタートから40分で「大杉の広場」到着。見事に大きい杉の木が立ってて、そのまわりが広場のようになっててベンチもあり、休憩できます。


大杉の広場を過ぎて登り続ける。ここまで土の道がほとんどだったと思うのですが、このあたりから岩が転がっている道が増えた気がします。

 

山頂広場到着

スタートから1時間15分ほどで山頂に到着。広場になっていて、神社、展望台、トイレなどがある。

武甲山御嶽神社参拝

まずは、武甲山御嶽神社へお参り。

山頂の狛犬も、狛オオカミのようです。

武甲山の案内板。歴史的に武甲山山頂には神社・お寺が複数建立されたり、武甲山を祀る行事もいろいろ行われてきたり、武甲山は昔から人々にとって特別な存在だった様子。なのに今では山のかたちが変わるまで削ってしまっているということが不思議。

お水をマンホールに

武甲山御嶽神社の右奥にトイレ用の水をためるタンクのマンホール有り。ここに持ってきた水を入れます。水2本5kg弱をリュックから降ろしたら、とても身軽になっちゃって、空を飛べそうな気分でした。

空きペットボトルは表参道を下山する人がまたボランティアで運ぶことになります。

白鳥神剣神社

武甲山頂にはもうひとつ「白鳥神剣神社」という神社がありました。詳細は不明ながら、下の写真の「白鳥伝説」に由来していると思われます。

鐘楼

展望台手前に鐘楼が設置されてました。自由に打っていいようなので、鳴らしてみました。よく響く。

武甲山山頂からの眺め

鐘楼の先にある第二展望台。この先は採掘場で立ち入り禁止。第二展望台からはあまり良く景色は見えません。

第二展望台からフェンス沿いにちょっと西へ進んだとこにある、第一展望台からの眺め。真ん中手前あたりに芝桜で有名な羊山公園、左手の丘にはミューズパーク、左の奥のほうはこの前行ってきた四阿屋山、正面には蓑山や長瀞方面など。霞んでてハッキリはしませんが、秩父の市街地全域が見渡せ、いい風景だと思います。

展望台の下は採掘場ですが、角度的にその様子を見ることはできませんでした。

展望台はあまり広くないので、人が多いときはご飯を食べたりするのは別の場所にしたほうがよさそうです。

武甲山山頂から秩父の町を眺めたあとは、小持山へ向います。

「発破のお知らせ」の看板がありました。昭和60年の看板ですけどいまでも発破はやってるみたいですね。普通の山とはやっぱり違うのです。

続く。