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旅行その他

日光街道の宿場「杉戸宿」のあった杉戸町を散歩してみました

昨年は日光街道の宿場町「杉戸宿」が開宿して400年、ということで盛り上がったらしい杉戸町へ遅ればせながら行ってみました。

東武動物公園駅下車・大落古利根川を渡って、旧日光街道へ


杉戸町は春日部市の北隣にある街です。電車だと春日部駅から東武スカイツリーラインで3駅目の東武動物公園駅が最寄り駅。車で行く場合はとりあえず国道4号線を走ればだどりつけるはず。高速道路は通っていない。

東武動物公園駅はずっと昔には杉戸駅という名称だったこともあるくらいで、杉戸町の玄関口ではあるのですが、実際には杉戸町ではなく西隣の宮代町にあります。

東武動物公園駅を下車。北口から100数十メートル歩くと利根川支流の大落古利根川。この川に掛かる橋を渡ると杉戸町となります。

上の写真の右手、マンションの手前には高橋屋という雰囲気の良さげな鰻屋さんがありました(調べてみたら2000円ぐらいでうな重を食べられるし、評判もいいようなので立ち寄って見ればよかった…と、これを書きながら後悔しております)。

 

日光街道沿いに残る、杉戸宿の名残

大落古利根川を渡って数百メートルで、旧日光街道(県道373号)に出ます。「本陣跡地前」とい交差点で、三井住友信託銀行支店があります。この交差点から、東西へ数百メートル行ったり来たり散策してみました。

明治天皇御小休所阯

まず「本陣跡地前」交差点の三井住友信託銀行支店前にあったのが、この明治天皇御小休所阯の石碑。明治九年(1876)六月三日、奥羽御巡幸の途中立ち寄られた明治天皇が、ここで5分間の休憩をとられたそうです。たったの5分で石碑が置かれるとは!!

400年記念の道標

旧日光街道周辺を歩いていると、このような石標が設置されています。開宿400年記念事業として設置されたもののようです。

上の写真は東福寺というお寺の前で見かけたもので、杉戸宿と静地村の境界だったところです。

漢方医虎屋跡・内山周文邸

漢方医虎屋という代々この地域の医療を担ってきた漢方医の邸宅跡。建物は残ってませんでしたが立派な松の木が残っていました。

古民家跡

街道沿いには数件、古民家が残っていました。

こちらは渡辺金物店跡。休日のみ「生活クラブ」というお店として営業しているみたいです。

「本陣跡地前」交差点から西へ数百メートル、カーブのところにあった古民家。民家に蔵が併設されてます。立派な建物。

 

昭和の香りが残る寂れた町並み

杉戸町は、江戸時代ぐらいの古民家が残っているほか、昭和の雰囲気の建物もけっこう残っていました。

銭湯の巴湯。見るからにボロい建物。上を見上げると煙突からは煙がでてて、今なお営業しているらしい。営業時間前だったので確かめることはできなかったですが。

弥生湯という銭湯。こちらは廃業してしまったようです。

喜楽甲子園というお店。居酒屋かとおもったら中華料理屋らしいです。昭和風の店構えに大きく甲子園のトーナメント表が。高校野球好きのおじさんがやってるお店なのでありましょう。

こちらの洋品店の店構えも昭和っぽい雰囲気です。

杉戸町のこのあたりは、コンビニもスーパーも、小洒落た飲食店などもまったくありませんでした。

たぶん昭和4、50年代ぐらいまでは栄えていた町なのでしょうが、国道のバイパスができてこちらの人通りはすっかり減り、雰囲気もその時代のまま取り残されたままで存在しているのではないか、と私は推測しました。

 

 神社、お寺もたくさんある杉戸

こちらの写真は愛宕神社。歴史ある街なので神社やお寺がたくさんありますが、どこも無人でした。ですが、きちんと清掃など管理はされているみたいでした。

こちらは、川沿いに合った 富士浅間神社(左)、富士塚(真ん中・富士信仰で富士山に模して造営された人工の山)、厳島神社(右)。富士塚には松尾芭蕉の短歌が刻まれた石が埋め込まれています。松尾芭蕉も杉戸宿を通ったのでしょう。

以上、1時間少々、杉戸宿の周辺を散歩してみました。

感想としては、昔の建物がきちんと残っているな~、と思いましたね。川越とか栃木市の蔵の街ほどではないですが。

でも、正直なところ、時代に取り残された町といった印象。新しいお店が殆どないので、ゆっくりとした時間を過ごしたり、お金をつかったりする場所がない。

そういった点がなんとかなれば、趣深い観光地になるかも知れないのに、と思いました。