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日本百名山

富士急行富士山駅から富士山五合目まで走って登ってみました[富士登山競争練習]

1か月後にせまった富士登山競争のコース下見を兼ねて、富士山を麓から五合目まで登ってみました。

富士登山競争について

富士登山競争は毎年7月下旬の金曜日に開催されている富士山を麓から山頂まで登る山岳ランニング大会で、今年で71回目。

富士吉田市役所の市役所からスタートし、吉田口登山道を通って山頂まで標高差3000m、距離にして21kmを4時間半の制限時間内で走る山頂コースがメインの競技。

まずは5合目コース

山頂コースにはいきなり出場できるわけではなく、まず五合目コース(標高差1180m、距離約15km)に出場し基準タイム内で完走することで翌年以降に山頂コースに挑戦できる(今年の条件は、去年の70回大会で2時間20分、または68、69回大会で2時間25分でゴールしていることが条件。ちなみに五合目コースは制限時間3時間=五合目コース完走したからといって翌年山頂コースにエントリーできるというわけじゃない

そもそも申込が大変

人気の大会なので、申込が大変。抽選ではなく先着順申込。毎年ランネットのエントリー開始から10分程度で申し込み終了してる状態。

私は、数度目の正直で今年の五合目コースに申込できました。

無事申込できたからには、まず五合目コースを基準タイムで完走し、来年は山頂コースのゴールを目指したいところ。でも私の今の実力だとけっこう厳しいのかも、という感じ。

とりあえず、コースの下見ぐらいはしておかないと、と、思って富士吉田までやってきたわけです。

 

富士急行の富士山駅(標高803m)


2018/06/29金曜日のこと。始発で出ようと思ってのだけど1時間寝坊。電車を6本乗り継いで10時過ぎに富士急行の富士山駅へ到着。


富士山駅には隣接して「Q-STA」という6階建て駅ビルがある。屋上には富士山展望デッキがあるというので登ってみたところ。笠雲というのでしょうか、富士山の頭のほうを雲が覆ってました。

ここの駅ビルにはダイソー・無印良品などあるので、登山で必要なものを忘れたものを買うのに使えるかも。

駅から外に出ました。バスのチケット売り場の前にコインロッカーを見つけたので、とりあえず走るのに不要な荷物を預ける。コインロッカー(小)で400円。ロッカーの数は多くない。

富士山駅から富士五合目へ


今回通った、富士山駅~吉田口登山道~五合目ルート(富士登山競争コースとはちょっと違う。富士登山競争コースは、スタートが富士吉田市役所前。北口本宮冨士浅間神社から馬返しまでは舗装路を通る)。ヤマレコによるとこのルートの登山標準時間は6時間程度となっております。

 

金鳥居


富士山駅から東へ出ると、すぐに現れたのが大きく立派な鳥居。

金鳥居(かなどりい)といって、富士山吉田口登山道の一の鳥居とのこと。昔の富士山信仰登山者を最初に出迎えたのがこの鳥居ということでしょうね。
富士登山競争もここを富士山の方向へ進んでいく(私は勘違いてて遠回りしてしまった)。

北口本宮冨士浅間神社(標高869m)


富士山駅から2kmくらい進むと、北口本宮冨士浅間神社へ着きました。1900年以上もの歴史があるという神社で世界遺産「富士山」の構成資産の一つ。鳥居が大きい。参道の並木も立派。この前の道路を車がたくさん通っているけれども、一歩境内に入ると空気が全く変わる。


参道の脇にあった「角行の立行石」。富士講(富士山信仰)の開祖がこの上で修業を30日間したとか。


参道を進むと現れたのが、赤い大鳥居。日本最大の木造鳥居。


国指定重要文化財の手水舎


北口本宮冨士浅間神社の拝殿お祈り。拝殿も重要文化財。


夫婦桧がとても風格あり。この反対側にある太郎杉も同じくらい立派な御神木でした。


御朱印もいただきました。ここでは北口本宮冨士浅間神社と同じ境内にある諏訪神社、2つの御朱印がいただけます。諏訪神社のほうには「吉田の火祭り」の判が押されてました。


北口本宮冨士浅間神社の拝殿右手、祖霊社の横を通って、登山道へ向かいます。

吉田口遊歩道を登る


日本武尊(やまとたけるのみこと)が富士山を遥拝し、北口本宮冨士浅間神社の創建の場所ともいわれる大塚丘を過ぎたところに、富士山遭難者慰霊碑がありました。富士山吉田口旅館組合が建立し、富士吉田市に寄贈されたものとのこと。


この富士山遭難者慰霊碑の手前に、富士吉田口遊歩道の看板がありました。

「馬返」まで、舗装路と並行するように富士吉田口遊歩道が整備されているとのこと。

富士登山競争のコースは舗装路のほうですが、遊歩道のほうが楽しいかなと思い、そちらを進むことに。


ここが吉田口遊歩道の起点。スバルラインができるまでは登山者を運ぶバスが通る道だったようです。


このような未舗装だけど、遊歩道にしては広めの道を進んでいきます。

「熊注意」の看板があったので、ちょっと不安。


1km少々で東富士五湖道路をくぐる。


また同じような道が続くけど。道幅は狭くなる。


「ミズキ」などの落葉樹林の明るい森。ゆるやかに登るトレイルなのでこの辺りはまだまだ元気。

中ノ茶屋(標高1094m)

中ノ茶屋へ到着。

中ノ茶屋は江戸時代から営業している茶店で、現在は富士吉田市が運営しているみたい。有料シャワーもあるので、帰りに浴びることも可能。土日は「吉田のうどん」も販売しているそうです。

中ノ茶屋から先へ進みます。

この先も吉田口遊歩道と舗装道が並行して存在しているのですが、中ノ茶屋から吉田口遊歩道への入り口を見落とししてしまったようで、舗装路のほうを走る。

スタートしてからずーっと登りが続いているので、うんざりし始める。

突然後ろから人がやってきてあっという間に追い抜かれた。富士登山競争の猛者でしょうね。追いつこうと思ったけど無理。あのくらいのペースじゃないと富士山頂まではいけないのかな。刺激を受けました。

しばらくして今度は別のランナーがいたので追い抜く。

平日でしたが、最終的に富士登山競争の練習と思われる人たち10数人と遭遇しました。ペースは人それぞれ。

馬返(標高1434m)


「馬返」到着。この先、馬が登れないほど道がきつくなる場所ということで「馬返し」。

ここはバス停もあるし、駐車場もある。トイレもあるのでいったん用をたして休憩。


「馬返」には茶屋跡、燈籠、石段などがあります。吉田口登山ルートは、富士講で登られた歴史的な道なのでところどころに史跡が残っているんですね。


馬返し大文司屋。閉鎖された小屋跡ですが、毎年夏季には休憩所として開かれるらしい。


石の鳥居をくぐるところで、雨がぽつりぽつり。


石の鳥居の両脇を固めるのは、狛犬ならぬ「狛猿」?。猿像と看板には書かれてましたが、けっこう人間っぽい。


富士山禊所。この先は神聖な場所なので、お祓いを受けてから進む場所、ということで「禊所

一合目 鈴原天照大神社(標高1518m)


馬返からまずは一合目到着。鈴原天照大神社という神社があります。古い建物で神社っぽくはない。

一合五勺 レッキス


大正時代にできた小屋「レッキス」跡。カルピス風の飲料の名前「レッキス」から名づけられたとのこと。


山道ですが、階段も整備されているし、道幅も広い場所が多い。

二合目 富士御室浅間神社(標高1720m)


根元から倒れた木がありました。この反対側にはけっこう驚きの光景が。

嵐か何かで倒壊してしまったような建物がありました。

この倒壊した建物は、富士御室浅間神社(の奥宮。河口湖畔に里宮がある)。

なんでこんな無残な姿のまま?と思ったのですが、お金の問題ではなく、世界遺産登録されたことのからみもあり撤去もできず廃墟状態が続いているらしい(…?)。

細尾野林道

富士御室浅間神社から少し登ったところで林道に出ました。細尾野林道という道。停まってる車は登山道の整備をされている人たちの車のようでした。

細尾野林道を東に進むと新屋山神社奥宮の方へ抜けることができます。

細尾野林道を渡って、また登山道を登る。

三合目 見晴茶屋(標高1839m)

三合目 見晴茶屋跡地につきました。文字通り見晴らしがよさそう。

ですが、霧がかっていて、いまいち眺めがよくありませんでした。

「文部省報告登山相談所」との看板あり。いつの時代のもの?。

四合目 大黒小屋

四合目 大黒小屋跡地。大黒様が置かれていたようですが、面影なし。

山の天気は変わりやすい。。

馬返のあたりから、雨がぽつりぽつりと降ったりやんだりしてたのですが、この辺りでけっこう強めの雨に降られる。

山の天気は変わりやすいというのは本当で、上空を見ると雲がすごい勢いで流れていて、その影響で雨が降ったりやんだり。

四合五勺 井上小屋&御座石(標高2029m)

井上小屋。看板の文字が右から書かれている、かなり古い小屋。もう営業はしていない(はず)。

五合目と看板に書かれていたので、もうゴールはすぐなのか?と思ったけど、実は5合目まではまだ遠い。

井上小屋の横にあるのが御座石。神の依りつく石とのことで、日本武尊と浅間明神が祀られていたそうです。

井上小屋からの眺め。

五合目 中宮

五合目の中宮という場所。江戸時代には複数の山小屋が建っていたそうですが、今では空地になっているのみ。

滝沢林道

滝沢林道に出ました。

滝沢林道をぐるりと登る(ヘアピンになっているのでそこは登山道でショートカットできる)

五合目 (標高2305m)

五合目到着。五合目の看板横に通行止めゲートがあります。今年の富士登山競争五合目コースはここを左へ進んで佐藤小屋へ。山頂コースは舗装路を直進するとのこと。

 

五合目 佐藤小屋(標高2231m)でゴール

通行止めゲートからちょっと登って、佐藤小屋到着。

富士登山競争五合目コースはこの辺りでゴールとなります。ということで、今回のランもここで終了(というか、折り返して下山するので行程の半分しか終わってない)。

富士山駅から、寄り道しながらゆっくり目のペースで3時間かかりました。

2時間20分の山頂コース出場権は何とかなりそうな気はするのですが…。山頂コースの完走を目指すとなると2時間位で5合目に到着するぺースじゃないと難しいようですし、さてどうしたものか。

富士山頂は曇ってて全く見えませんでした。

面白いもので五合目を境に雰囲気が変わるのがよくわかる。五合目より下は緑豊か、その上は黒い土の色。

富士山は五合目から山頂へ登ったことはあったのですが、五合目から下も史跡や緑などいろんな魅力がありました。